レイルブレイザ→スコッティの変換パーツを自作してみた

バイキングカヤックの忍を2艇所有しているのですが、これまで艤装パーツは全て忍に標準装備されているレイルブレイザを使用していました。ロッドホルダーやカメラや魚探のマウントなど、全てレイルブレイザで統一です。

レイルブレイザのスターポート、ここまで不満はなく使ってきましたが、何か面白いカヤックパーツがないかとネットサーフィンをしていたところ、こんな商品を見つけてしまいました!

こちらはスコッティのカメラマウント。レイルブレイザに並び、日本でも(世界的にも)使ってる人が多い人気メーカーです。

こちらの商品何が面白いかというと、Goproなどのアクションカメラ用のスライドアタッチメントに加え、カメラの1/4ネジもついています。スライドアタッチメントは言わずもがな、Goproなどのアクションカメラ用なのですが、1/4ネジはデジカメなどを固定できるようになっています。ありそうでない、痒いところに手が届く商品ですね。

メーカー的には、「アクションカムでもデジカメでも、どちらも使えるから便利なカメラマウントだよ!」という感じでしょう。しかし僕が閃いたのは別の使い方です。というのも、先日、カヤック仲間の方から面白いモバイルバッテリーを教えていただきました。それがこちらです。

エレコム防水バッテリー OUTDOOR BATTERY 10000Nです。何が面白いって、バッテリーの下側に1/4ネジ穴が切ってあるんです!どうやらエレコムの関連商品と合わせて使うためにこの穴がついているようなのですが、この穴があるならGoproの後ろ側にセットでバッテリーも装着できるのでは?と考えたわけです。

カメラの近くにモバイルバッテリーを設置することができれば、配線もコンパクトになり見た目もスッキリします。カメラの位置にもよりますが、1台目のGorpoは普段、カヤックのシート後方斜め後ろに追加で取り付けたスターポートに延長ポールとカメラマウントをつけ、魚探のバッテリーボックスからコードを使って外部電源を引っ張っています。

1台だけであればこれでも問題ありませんが、2台3台とGoproを増やすのであれば、これ以上コードを増やすのはちょっと…と思っていました。そんな時、この画期的なアイテムの存在を友人が教えてくれました。

懸念点としては、①カメラ部分が重くなるので、根本のスターポートに負荷がかかる可能性があること、そして何より②スコッティマウントをレイルブレイザに変換しないと使えないということです。

ちなみに、①の忍の追加パーツでフロントバーをつけて撮影したことがあるのですが、フロントバーに600の延長ポールをつけたら、根本のバーに固定するタイプのスターポートが徐々に滑ってカメラの角度が変わってしまったことが過去にありました…その後、テープやすりを噛ませたりと根本部分への負荷は改善しましたが、いずれにせよ、先重りによる根本への負担は意外とシビアな問題です。

①の問題は後でなんとかするとして、②のパーツ変換を今回はおこなっていきたいと思います。

ネットで色々と調べてみたところ、7年ほど前に日本のカヤック販売店さんが該当の変換パーツを作って販売されていましたが、古い記事だったので今もやっているのかわかりません。海外のサイトなども探してみると、ヨーロッパでいろいろなカヤックの変換パーツを販売しているサイトに辿り着きましたが、やはり海外輸入となるとハードルも高い…ということで、自作で作れないか試してみました。

結論。

自作…というにはあまりにも簡単すぎるのですが、簡単に変換を行うことができました!

必要なのは、

必要なのは、こちらの2つのパーツです。

・スコッティ ギアヘッドトラックアダプター

・レイルブレイザ アダプター

まず、スコッティのギアヘッドトラックアダプターを分解します。

続いて、トラックへの固定金具部分に、レイルブレイザのスターポートマウントを取り付けます。

ものの数分でこんな変換パーツが完成です!これで、カヤック忍をはじめとしてレイルブレイザユーザーもスコッティのマウントを使用できるようになっちゃいますね。

意外とカヤックパーツはメーカーによって作りが異なるので、使用できるパーツのバリエーションが増えるのは嬉しい人も多いのではないでしょうか。一つデメリットを言えば、この変換パーツを作るのにもそこそこ費用がかかってしまうということですかね。それはもう仕方がないとしましょう。

ぜひ、この記事が皆さんの参考になれば幸いです。