いよいよゼニタナゴを求めて、秋田県南部に移動。

途中に寄った道の駅、大型のモンベル店舗が併設されていた。モンベル勤めの友人に連絡しておこっと…。
今日は竿を出すつもりはあんまりなくて、どちらかというとポイント下調べ。とにかくたくさんの野池を見て回ろうと思い車を走らせた。
さすが秋田の田舎(秋田はどこも田舎だと思うがw)、まだまだ素晴らしい野池が多く残っている。

水草は詳しくないけれど、水の透明度も高くて緑が生い茂っている。少なくとも鯉が放流されてる野池では、こんなに水草が生い茂っていることも少ないので貴重な環境だ。

ゼニタナゴなどの保全地域にも立ち寄ってみた。

一部地域では、採集が禁止されているので注意!

とにかく車を走らせまくって、20箇所は下見したか?さすがに少し釣りもしたくなってきたので、タナゴが目視できたポイントで釣り開始。

数年ぶりのキタノアカヒレタビラとの再会!こいつらは初夏産卵なので、今は結構地味な体色をしている。仕掛けを落とせば、一瞬で釣れてくる。
キタノアカヒレタビラはゼニタナゴに比べれば、まだまだ個体数も多いとは思うけれど、これだけの数がまとまって生息している環境もどんどん無くなっていくのかな。
あっという間に50匹ほど釣ったが、全てキタアカ。

さすがにここにはゼニタナゴはいないかな。と諦めかけたその時…

釣れた!!!ゼニタナゴだ!

慌てて一眼レフを取り出して、撮影。初めての自分の目で見るゼニタナゴ、美しすぎる。。。

同じポイントで釣りしていると、すぐにキタアカが渦を巻いて群がってくるので(これをキタアカトルネードを勝手に名付けたw)、ちょっとポイントをずらしたところ、一投目で釣れたゼニタナゴ。
これで秋田に帰省した目的のほとんどは達成できたな。笑
この日は車中泊して、

例のごとく、朝風呂に入り、
大学の友人と合流し、引き続きタナゴ探しの旅へ。

3人でゼニタナゴ求めて、釣り歩く。

ここの野池は、サイズが大きかった!


釣れてくるのはキタアカばっかりだけど、タナゴ釣り初めての友人はとても喜んでくれたので何より!

キタアカの産卵期はとうに過ぎているけれど、これって婚姻色では?確かにこの日も暑いくらいではあったけど、気候変動で産卵期もずれてるのかな。

結局、前日とこの日合わせて、120匹ほどタナゴを釣ったけれど、ゼニタナゴは前日に俺が釣った1匹のみだった。ここまで難しいとは。。きっともっと魚影が濃い野池があると思うので、また来年以降でゼニタナゴの楽園を探しに行きたいと思う。
釣りの途中に関東から来ていたタナゴ釣り師とお話しした。その人は、現地でゼニタナゴの保全をおこなっている人とも繋がりがあるらしく保全の現状についても教えてくれたのだが、この先、ゼニタナゴが釣れる野池は確実に減っていくとのことだった。
俺もあくまで趣味で釣っているだけなので、現地のルールなどを破ってまで釣りをしたいとは思わないが、現地民とのトラブルはできるだけ避け、釣り人と魚が共存していけたらいいなとは思っている。