はじめに

当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。管理人のヒロ(Hirotaka Sato)と申します。
あなたはこのサイトにどうやって、辿り着いたのでしょうか?釣り好き?魚好き?はたまた旅好き?…どういった経緯であれ、興味を持ってページを開いていただき、本当にありがとうございます。
このページでは、本サイトの運営目的と、管理人の僕がどんな人物なのかということを知っていただければ幸いです。
本サイトを運営する目的・想い

本ウェブサイトは、僕の大好きな釣りと魚というジャンルを、一人でも多くの人にその楽しさ・面白さを知って欲しい、そんな想いで始めました。
初めは、なんてことはない、一釣り人の釣行日記のような形でスタートしました。
しかし、釣りというテーマは実に奥が深く、「釣りが好き」と一言で言っても、「とにかく大きな魚を釣りたい」という人もいれば、「この〇〇釣りが好き!」という方や、「美味しい魚を釣って、食べたい」、「釣具をコレクションするのが好き」などなど、本当に楽しみ方は人それぞれです。
そんな中、僕はというと、「とにかくいろんな魚種を釣りたい」というパターンの人間です。釣りをするようになってかれこれ20年以上になりましたが、意外とこういったタイプの釣り人って、世界に釣り人多しといえど中々いないんです(僕は釣りや魚に偏見はない方だと思いますが、全ての魚種がターゲットという釣り人はこれまで数えるほどしかお会いしたことがありません)。
僕の場合、後述しますが、「釣りが好き」と同じくらい「魚が好き」なんです。ん?釣り好きなら魚も好きなんじゃない?と思った方もいるかもしれませんが、少しニュアンスが異なります。
「魚が好き」というのをさらに分解していくと、僕の場合は「魚を自分の手で釣り上げて、さらに実際の目で観察するのが好き」です。魚を食べるのが特段嫌いではありませんが、僕の中で「魚を食べる」は最優先事項ではありません。
どちらかというと、小学生の頃にハマった「ポケットモンスター」のごとく、図鑑をコンプリートしていくのを楽しんでいます。こう言ったら少しわかって頂けるかなと思います。
ですので、本サイトでは釣りに関する情報はもちろんのこと、魚という生き物自体にフォーカスした情報も合わせて発信していけたらと思っています。もちろん、釣りをする上では釣具もポイント(釣り場)の情報も、旅をの情報も大事ですので、その辺りもブログには書いていきたいと思います。
このサイトをきっかけに、「こんな釣りがあるんだ!」「釣りって、楽しそう!やってみようかな」「魚って面白い!」なんて思っていただけたら幸いです。
そして、どこかの水辺でお会いした際は、ぜひ楽しい釣りや魚の話をしましょう!
略歴
改めて、自分の人生と魚との関わりについてまとめてみました。決して順風満帆な人生ではありませんでしたが、なんだかんだ魚や釣りに助けられながら生きてきたんだなぁ、と振り返って思います。
片田舎で生まれ、魚にたくさん触れた幼少期

秋田の内陸部の田舎で生まれた僕は、家の前の川とも呼べない用水路にヤマメが泳いでいるような、自然に囲まれた場所で育ちました。小さな頃は、祖父がよく網で魚取りに連れていってくれたり、近所の川にフナ釣り、ちょっと足を伸ばして海釣りに連れていってくれたりしました。振り返ると、自分の魚好きは間違いなく祖父から受けた影響なんだと思います。

ちなみに、魚を好きになる前は、花が大好きでした。保育園から小学校1〜2年頃までは、とにかく植物が好きで、友達はトミカだとかウルトラマンだとか言ってる中、僕はホームセンターに行って「胡蝶蘭が欲しい」「薔薇の苗が欲しい」など駄々をコネてた記憶がうっすらあります。今思えば、だいぶ変な子供ですね。これは、花が好きな祖母の影響でした。
年を経るにつれ興味の対象は魚へと移っていき、小学校のある年の夏休みは、朝のラジオ体操は何日か休んだのに、毎日のフナ釣りは1日も休まず皆勤賞でした。どう餌をつけたり、どうアワセを入れたらよく釣れるのか?そんなことを毎日考えながら釣りをしていたと思います。

自宅に釣った魚を持ち帰って、鱗の数を数えたり、図鑑と照らし合わせたり…さらには水槽や池で飼育してみたりもしていました。釣りというのは僕が魚と関わっていくための一番の手段でした。

毎日のように釣りに行きたいと言う僕を、釣りに行ってくれた祖父のおかげでのびのびと釣りを楽しんでいたんだと思います。僕のために友人からショベルカーを借りてきて、庭に飼育用の池を掘って自作してくれたりもしました(今思えば、中々にファンキーですね笑)。

最初はフナ釣りでしたが、次第に大きなコイを狙ったり、バス釣り(ルアーフィッシング)を始めるようになり…釣りの幅が広がっていきました。

医学部受験の失敗…結局流れ着いたのは魚の研究だった
中学卒業後、県内の進学校に進んだ僕は、医者になるべく次第に勉強の毎日を送るようになりました。当時は自分なりに頑張りましたが、残念ながら医学部受験に失敗。センター試験の成績が振るわず、現役での医学部進学は叶わぬ夢となってしまいました。
センター失敗後は自暴自棄になり、自宅に引きこもっていたのですが、当時の担任などが学校に連れ出してくれました。そして、生物担当の先生が「魚が好きなら水産学部に行ってみたら?」と提案してくれたんです。
正直、当時はあまり乗り気ではなく、医学部の仮面浪人をするつもりでした。とはいえ、医学部からの進路変更ということもあり、それなりの有名な大学に進学した方が自分のメンツも親のメンツも保てるかな、というくらいの気持ちで北海道にある水産学部に進学。

いざ入学してみると、魚好き・釣り好きの同級生がたくさんできました。そして何より、北海道というフィールドは釣り好きにとっては素晴らしい場所。結局そのまま水産への道を進むことになりました。
大学では魚類分類学の研究室に進み、卒業論文ではロシアの淡水魚類の分類の研究をしました。さらに、同大学の大学院に進学し、そこではペルー沖に生息するハダカイワシの仲間について研究を行いました(ハダカイワシを知ってたら、あなたは結構な魚好きかも!?)。

研究という形で魚を追求できたことはもちろん、毎日釣りの日々は本当に楽しいものでした。実際のところ、研究室時代は僕は決して真面目な方ではなく、よく釣りに行きすぎて研究が疎かになり、先輩などに怒られていました…。
ある程度年齢と重ねた今、医者になっていたらどうだっただろう?と考えることもありますが、学生時代に魚の勉強ができたこと・大学選びについて後悔はありません。
転職を繰り返して、結局落ち着いたのも魚にまつわる仕事
大学・大学院と魚尽くしの学生時代を過ごした僕でしたが、新卒では魚と全く関係ない企業に就職しました。
それなりにのらりくらりと生きてくのが得意な僕は、就職活動でも6〜7社から内定をもらうことができました。その中には、釣り業界のトップ企業や国内アウトドアメーカー最大手の企業もありましたが、当時は「給料・待遇が一番いい企業こそ最強!」という浅はかな考えで、インフラ系の専門商社に入社。
「初めは大都会の商社で働いている俺、スゲー!」と言ったノリでそれなりにやっていけてましたが、入社2年目に働き方が合わなくて身体を壊してしました。この時は人生で一番と言っていいくらい辛い時期だったと思います。
その後、しばらく休養と取ったのち、海外の釣具メーカーに転職をしましたが、まだ体調が万全ではなく、すぐに辞めてしまいます。さらにその後は釣りのウェブメディアを運営しているベンチャー企業に転職、そこではとても楽しく仕事ができていましたが、今度は妻が体調不良になり妻の実家のある関西に引っ越すことに。
その後も紆余曲折ありながら、Web系のフリーランスとして独立して今になります。

1社目の辛い時期も休みにストレスの吐け口となっていたのは、やはり釣りでした。その後も釣りや魚との関わり方を模索しつつ、魚に関連する仕事をすることが自分の人生を支えてくれました。
社会の変化が激しい現代、生き方や仕事のスタイルはこれからも刻々と変化していく(変化せざるを得ない)のだと思いますが、どういった形であれ僕はこれからも人生の一部として、死ぬまで釣りや魚と関わっていくのだと思います。
釣り&魚ってなんでこんなに魅力的なんだろう?

少し真面目な話になってしまいましたが、釣りや魚ってなぜこんなに魅力的なんでしょう?それは、いまだに僕もよくわかりません。
狩猟採集時代の人間の本能としての名残がそう思わせるのか、魚の種多様性が僕を惹きつけるのか…深く考えてもわからないのですが、とにかくもっといろんなことを知りたい感じたいと思う毎日です。
ちなみに大学時代に魚の研究をしていたと話すと、皆さん国内外のフィールドに出て採集して…みたいなのをイメージされるのですが、実際は全くそんなことはありませんでした(僕の大学・研究分野の場合)。
毎日毎日アルコール漬けの標本を顕微鏡で観察して、データを取って統計解析をかけて…というような非常に地味な研究で、精神を病んでしまう人もちらほら。僕はそこまで追い込まれることはなかったものの、本当にやりたかったのは生きている魚の観察だったのかもしれません。
一時はこの分野で博士課程に進学しようと本気で思ったこともありましたが、自分の魚への関わり方と当時の将来設計は少し違っていると感じました。
一方で、魚類分類というのも決して興味がないというよりは、むしろもっと追求したい分野でもあります。だからこそ、学生時代に学んだ知識を活かしつつ、今できる形で魚や釣りにアプローチしていきたいと思います。
「魚」「釣り」が、僕の人生のテーマなのかもしれない

自分の人生を振り返ってみて、魚と釣りが僕の人生のテーマなのかなと思ったりします。
人生のテーマなんていうと、ちょっと大袈裟ですが、簡単にいえば、なくてはならない親友のような存在なのかもしれません。素敵な親友は、また別の友人にも胸を張って紹介したいと思うんです。
自分に取っての釣り・魚というのはそんな存在なのかもしれません。
少し話がそれますが、僕最近、ゆるいミニマリストになりました。これまで、アクアリウムや音楽、観葉植物、DIY、カメラなど….いろんなジャンルの趣味に手を出してきました。仕事やアルバイトも、家庭教師やホテルのウエイター、商社、メーカー営業など…本当にいろんなものを経験してきました。
色々な経験をすることは、決して悪いことではないと思います。特に20代まではとにかくやってみる精神、非常に大事だと思います。でも、ミニマリズムを実践してみると、これまでの経験や購入したものの優先度が見えてきて、僕の場合はその優先度が低いものを削ぎ落とした結果残ったのが、「魚」「釣り」でした。
ミニマリズムを進めてきて、また一つ自分が本当に重視しているテーマというものに気づけた気がします。
一人だけで楽しむのなんて、もったいない!

かなり長くなってしまいましたが、最後にまとめるとすれば、
こんなに面白くて素敵な釣りや魚の世界を、独り占めするのはもったいない!
です!
僕のこのブログやSNS、Youtubeなどから興味を持っていただき、釣りの楽しさや魚の面白さを沢山の人達にシェアしていきたいと思っています。
長年釣りをしていて気がついたのですが、僕は自分で魚や釣りを追求している時ももちろんですが、誰かと一緒に釣りに行ったり魚の話をしてその人が喜んだり楽しそうにしているのを見ることにとても幸福感を感じます。
僕が本当に求めているのは、究極的には魚を通しての人とのコミュニケーションなのかな、とも思ったりします。とはいえ、まだまだ自分の人生を達観できるほどの人間ではありません。
なので、まずはたくさんの人に僕ができる範囲でこの想いを伝えていきたいと思います。そして、一人でも多くの人とこの感情を共有していきたいと思います。
話があちこちに脱線しながらとなりましたが、今後とも本サイトをどうぞよろしくお願いいたします。